今日は、元夫に内容証明を送ってから始まった離婚協議について綴ってみようと思います。
あの日、私は不倫の証拠を集め、覚悟を決めて弁護士とともに元夫へ内容証明を送付しました。その時点で、心の中はすでに限界に近かったけれど、それでも「これが前に進むための第一歩だ」と自分に言い聞かせていました。
ところが、そこから始まったのは、想像以上に苦しく、出口の見えない戦いの日々でした。
話し合うべきことは山ほどあるのに…
離婚には、ただ「別れたい」という気持ちだけでは済まされない、たくさんの現実的な問題がついてきます。不倫されたという精神的苦痛だけでも十分に辛いのに、その上で慰謝料や財産分与、子どもたちの親権や養育費、面会交流の条件など…話し合わなければならないことが山のようにありました。
特に私たち夫婦には、住宅ローンの問題もありました。ダブルローンの状態で家をどうするのか、誰が支払いを引き継ぐのかなど、感情とは別次元の現実的な話が積み重なっていきました。
私は弁護士とともに離婚協議書を一つずつ丁寧に作成し、それを元夫に送りました。しかし、彼は弁護士をつけておらず、すべての連絡は私の弁護士と元夫との間で直接やりとりする形に。しかもそのやり取りすら、彼がしばしば無視することで、協議はなかなか進まず、ただ時間だけが過ぎていく毎日でした。
その間にも、2人は自由を謳歌していた
私の心の準備が整わないまま、時間だけが過ぎていきます。
そんな中、目にしたのは――
元夫と不倫相手が、まるで何事もなかったかのように旅行を楽しんでいるSNS投稿。
しかも頻繁に会っている様子まで知ることになり、
「この人たちにとって私は何だったの?」
「お腹の子や、上の子の存在は?」
そんな疑問と怒りが押し寄せて、心がぐちゃぐちゃになりました。
ただでさえ心がすり減っている中で、そのような現実を突きつけられる日々。悔しくて、虚しくて、何度も涙がこぼれました。自分の中で気持ちを整理しようとしても、現実はどんどん私を置いて進んでいくようで、まるで自分だけが取り残されているような感覚に陥っていました。
やっと、元夫が弁護士をつけた
ようやく、元夫も弁護士を立てました。
それにより、少しずつ協議が進むようにはなったけれど、
そこに至るまでの私は、悔しさと虚しさに飲み込まれそうな毎日でした。
終わりに
不倫の裏切りだけでなく、その後の対応によって、人の本質はあらわになると感じました。傷つけてしまった相手に対する配慮がある人なのか、それとも自分たちの快楽だけを優先する人なのか。私が見てきたのは、後者の姿でした。
この時期、私は本当に深く傷つきました。でも同時に、誰かに頼らなくても「自分で自分を守る強さ」が少しずつ身についたように思います。
次回は、ようやく始まった離婚調停についてお話ししようと思います。。
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